リスクを知って安全な活用!AIチャットボットの使用上の注意点について

 

本日は、様々な分野で活用されている「AIチャットボットの使用上の注意点」についてお話していこうと思います。

 

〇 はじめに

「AIチャットボット」とは、一般的には「生成AI」や「チャット型AI」と呼ばれる、対話形式で文章作成や翻訳、情報検索などが行えるツールです。

有名なサービスとして、

・アメリカのOpenAI社によって開発され、文章の要約や校正、外国語の翻訳が得意な「ChatGPT」
・Googleが開発・提供し、Googleが提供する様々なサービスとの連携ができる「Gemini(ジェミニ)」
・Anthropic社が開発し、読み込める文章量が多く、プログラミングコードの精製能力が高い「Claude(クロード)」

の3つが挙げられます。
これらの3つは「3大生成AI」とも呼ばれており、昨年から今年にかけてのAI市場を牽引しています。

これらのAIチャットを活用し、情報検索や仕事の効率化が実現される一方で、間違った情報の生成や情報漏洩、法的なトラブルなどのリスクが発生する可能性があることに注意が必要となります。

 

〇 AIチャットを活用する上での注意点

では、具体的にどのような点に気を付ければ良いのか、簡単にまとめて行きます。

① 個人情報や機密情報を入力しない
サービスによっては、入力した情報が学習データとして再利用されたり、生成結果として再現される場合があり、意図しない情報漏洩に繋がる可能性がある為、顧客データや開発資料などの機密情報、個人情報は入力してはいけません。

② 生成された内容の真偽を確認する
AIチャットには事実を検証する機能が備わっておらず、事実に基づかない情報を捏造したり、もっともらしく自信満々に回答する「ハルシネーション(Hallucination)」という現象が起こる場合があります。
そのため、生成された内容についての事実関係や引用元を、必ず自身で裏付けをとる必要があります。

③ 著作権・権利侵害に注意する
生成された内容(文章や画像)が既存の著作物に酷似している場合があるため、商用利用するときには特に注意が必要です。
利用方法によっては法的な措置を受ける可能性がある為、そのまま使用せずに加工や修正を行う必要があります。

④ 最新の情報ではない可能性に注意する
AIチャットは過去の学習データに基づいて回答の生成を行うことが多いため、最新の情報が反映されていない場合があります。
特に、重要な判断を伴う場合には必ず、他人の解釈や編集が入っていない、最新の情報を確認する必要があります。

⑤ AIチャットはあくまで「補助ツール」として使用する
AIチャットは倫理を理解しているわけではないため、最終的な意思決定や判断は必ず人間が行うことが必要不可欠となります。
そのため、AIチャットはアイディア出しや文章要約などのツールのひとつとして利用する、というのも安全対策のひとつとなります。

 

〇 まとめ

AIチャットを安全に使用するには、まず初めに提供元の利用規約を確認し、設定を確認する必要があります。
サービスによっては、入力データを学習に利用させない設定を行うことができ、また、ビジネスで活用する場合にはセキュリティ対策が強固な、企業向けの有料版を使用するのも安全対策の一つとして有用です。

なお、総務省のホームページには、初めて生成AIを使用する方向けの教材が配信されていますので、AIチャットを活用してみたい方は一読されることをお勧めいたします。

【外部リンク】生成AIはじめの一歩~生成AIの入門的な使い方と注意点~ | 安心・安全なインターネット利用ガイド | 総務省

特にGoogleアカウントをお持ちの方は、Googleアプリの一覧に「Gemini(ジェミニ)」のアイコンがあり、気軽に使用できるようになっていますので、使用上の注意点を改めて見直してみるのも良いかもしれません。

また、弊社では、院内ネットワークのセキュリティや、マイナンバーといった個人情報の保護など、スマートフォンだけではなく、パソコンなどのネットワークに関するご相談を受け付けております。
ネットワークセキュリティへの対策をお考えの方は、弊社までお気軽にお問い合わせください。

今後ともエントラストをどうぞよろしくお願いいたします。